二人暮らしの鍋の選び方

二人暮らしの鍋の選び方
新婚生活のための鍋選びは、二人の料理の趣味嗜好を考えて、必要だと確信できるものとぜひそれを使って料理したいと思うものだけを購入しましょう。母親や先輩の意見に従って購入した鍋が、生活のスタイルや環境の違いからまったく使われず、キッチン収納のスペースを無駄に占拠しているだけというケースが珍しくないようです。実際に生活を始めて必要と思ったものを、そのときに購入すればよいでしょう。
新婚生活を始めるに当たって最低限揃えておきたい鍋は、以下のようなものです。
★フライパン
直径25〜26cmの内面テフロン加工のアルミ製が人気があるようです。人気の理由はこげ付かないことですが、安物を購入するのは禁物です。品質の悪いテフロン加工は傷が付きやすいですから、高額でも信頼性の高い製品を選んでください。また、25〜26cm径のアルミフライパンは重さが600g程度と軽く、同サイズの鉄フライパン(通常約1kg)と比べて扱いやすいというメリットがあります。一方、鉄フライパンの愛好者も少なくありませんが、重いことが欠点です。二人用であれば、直径が20cm以下(600〜700g程度)の製品でよいでしょう。


★両手鍋
煮物・揚げ物用の定番アイテムです。直径20cmの製品が二人暮らしにはちょうど良い大きさです。おしゃれな鋳物ホーロー鍋の人気が高いようですが、かなり重いことが難点です。同様のデザインで仕上げられた製品でも、スチール製のホーロー鍋であれば、20cm径の製品が1kg以下とかなり軽くなります。しかも、人気ブランドの鋳物ホーロー鍋と比べてリーズナブルな価格です。ただし、テフロン加工鍋の場合と同様に、琺瑯引きの技術が優れた信頼できるメーカーの製品を選びましょう。
★片手鍋(スープパン)
少人数分の味噌汁やスープを作るのに適したコンパクトサイズの鍋です。二人用の場合、直径15〜18cm程度のものが最適です。鍋本体とハンドルの接合部分が緩みやすいですから、その部分の加工を重点的にチェックして選びましょう。