野田琺瑯のホーロー鍋を比較
野田琺瑯の創業は1934年（昭和9年）。間もなく創業80年周年を迎えようとしています。現在、工場は栃木県に移していますが、東京・江東区（本社所在地）で戦災を耐え抜き、今もホーロー製品を生産し続けている貴重な企業です。
野田琺瑯の製品には、無駄をなくした飾らないシンプルさがあります。それとともに、手間を惜しまず丁寧に造り上げられた製品ならではの気品が感じられます。ホーロー製品造りはすべてが手作業だと言われます。製品と真摯に向き合っている造り手の心が伝わってくるのでしょう。
野田琺瑯では、現在は鋳物ホーロー鍋も手掛けていますが、本来は鉄板を加工し、自社でホーローを引く製品造りが真骨頂です。そのようにして造られたホーロー鍋を紹介しましょう。
★NOMAKU（ノマク）キャセロール 20cm/24cm （ブラック/ホワイト）
・直径20・24cm/容量2.5・4.0L/重量1.7・2.3kg
・使いやすい深さとほどよい重みがあるシチュー鍋です。蓋にも重みがあり、蒸気が逃げにくくなっています。蓋の取っ手と本体のハンドルも鉄製（板厚3.2mm）ですが、つかみやすく、調理の熱が伝われにくい形状です。
★POCHKA（ポーチカ）キャセロール 15cm/20cm （ホワイト）
・直径15・20cm/容量1.1・2.6L/重量0.64・1.1kg
・木製のつまみや丸みのあるデザインが愛らしいシチュー鍋です。小さめでも使い勝手の良い実力派。15cmは、少人数分の調理のほか、下ごしらえにも最適です。