5人家族の鍋の選び方
夫婦と子供3人の5人家族に適した鍋の選び方を紹介します。子供たちが大きくなって食べ盛りの高校生・中学生ばかりになったら、鍋も大きなものが必要になることでしょう。そこで、ここでは子供たちが全員食べ盛りということを前提に、最適な鍋の基本アイテムを紹介しましょう。
★フライパン
直径28cmの大きなサイズがおすすめです。この直径は内径の値ですので、外径は29cm以上になります。これだけ大きいと鋳物やスチール製ではとても重く、女性向きではありません。アルミ製またはアルミ合金製が実用的です。しかし、それでもハンドル部分の重量を加えると、全体重量が1kg以上になります。ハンドルを握って調理するというフライパンではありませんので、ハンドルを取り外せるタイプがいいでしょう。ハンドルを外して食卓の中央に置き、パエリアのような料理を家族で取り分けて食べるのに最適です。
煮物・揚げ物用として使う両手鍋は、標準的な深さ(10cm前後)でラウンドタイプ(丸型)であれば、直径25〜26cmのものがよいでしょう。少し浅めのオーバルタイプ(楕円形)では、長径27〜28cm程度のものが適していると思われます。しかし、問題は鍋本体の材質です。もっとも軽いアルミ製なら扱いやすいでしょうが、人気の鋳物ホーロー鍋では本体重量が3〜4kgにもなります。購入のときは使いこなす覚悟が必要です。
★片手鍋(スープパン)
5人分の味噌汁やスープを作る鍋ですから、片手鍋でも少し大きなものが必要です。直径16cmあれば間に合いそうですが、余裕を持たせて18cmクラスを選べば万全です。
★土鍋
和食の鍋物が好きな家族には、普段使いの鍋として土鍋が必須アイテムです。土鍋のサイズは「号」という単位で表示されます。1号が1寸(約3cm)に相当し、鍋の内径を表示しています。尺貫法に基づく表示が法律で禁止されたために生まれた苦肉の表示法です。洋鍋の両手鍋と比べて浅めですので、5人家族の場合は9号(内径約27cm)か10号(内径約30cm)が適しています。土鍋と言えば、すぐに湯気の立つ冬の食卓をイメージしますが、パエリアやローストビーフも作れるスグレモノで、一年中活躍するそうです。