メンテナンス性重視!焦げ付かない鍋はコレだ!

実はいろいろな種類がある!焦げ付きにくい鍋

毎日お料理を作る主婦(主夫)にとって、鍋に対して求める一番の機能は「焦げ付きにくさ」ではないでしょうか。料理が焦げ付いちゃうととにかく洗うのが面倒ですし、ついつい料理を作ること自体がおっくうになってしまいますよね。と、いうわけで、焦げ付きにくい鍋にはどんな種類があるのかチェックしていきましょう。

●定番といえばコレ フッ素樹脂コーティング加工の鍋

これはテフロン加工と言ったほうがピンとくるかもしれません。テフロン加工は一応「デュポン社」の登録商標となっていますので、一般的にはフッ素樹脂コーティングと言った方が厳密には正解となります。

フッ素樹脂コーティングのメリットはとにかくお値段が安いこと。物によっては1000円しない鍋もあります。ただ、フッ素樹脂コーティングは高温に弱く、また一度焦げ付いてしまうとそれを剥がした際にかなり大きなダメージを受けてしまうため長持ちし難い、という欠点があることも忘れてはいけません。

●鉱物系コーティング・セラミックコーティングの鍋

鉱物系コーティングは外見がマーブル色をしているお鍋のことです。一時、テレビショッピングでも頻繁に宣伝されていました。覚えている方も多いことでしょう。

このマーブルコーティングはダイヤモンドやチタンといった複数種類のコーティングを幾層にも重ね合わせて作られており、耐久性はフッ素樹脂コーティングよりも数段上となっています。ただ、やはり高温には弱いですので極端な使い方をすると意外と早く傷んでしまうので注意しましょう。

その他、セラミックコーティングはガラス質のコーティングを鍋の表面に施したものです。上記二種類のタイプよりも更に耐久性は強化されていますが、傷など物理的な衝撃に弱い面がありますのであまり硬いタワシでゴシゴシ擦る・・・といった使い方は厳禁です。

使い方にもコツがある!焦げ付かせないためのテクニック

鍋の使い方には実は大変大きな個人差があります。使い方によって鍋の耐久性は大きく変わってきますからメーカー側も「確実に◯年持ちます!」とはなかなか言い難いのが実情なんですね。せっかく高いお金を出して買った鍋ですから、押さえるべきポイントをしっかり守り、一日でも長く快適な「焦げ付かない鍋ライフ」を送りましょう。

まず一番勘違いしている人が多いのが「水洗いするタイミング」です。皆さんは鍋が熱い状態のまま水を掛けてジュワッと音をさせていませんか?なんとなく温度差で汚れが鍋表面から剥がれるような気もしますが、実はこの時鍋の表面にも大きなダメージが与えられているんです。金属は温度差に弱いので多重構造やコーティング加工されている鍋はこの「ジュワッ」の時に着実にその寿命が縮んでいるのです。

また、洗う時はできるだけ柔らかなスポンジで汚れをしっかり落として収納しましょう。鍋は擦れば擦るほど表面に小さなキズがつき汚れがこびり付きやすくなります。買った当初の使い心地を守るためには必要最低限の力で洗うことが大切なんですね。